アルゼンチンタンゴ情報サイト TANGO SUIYOKAI

タンゴは19世紀半ばにブエノスアイレス、モンテビデオ近辺のラ・プラタ川流域で生まれたとされています。 アルゼンチンタンゴは、カンドンベ、ミロンガ、ハバネラなど複数の音楽が混ざり合い、非常に鋭いスタカートでリズムを刻む激しいダンスです。日本でも戦前から戦後にかけて移入され、1980年後半に大きなブ-ムが到来しました。今でも多くの愛好者がおり、各所で大会が開催されています。

アルゼンチンタンゴの映画

アルゼンチンタンゴは世界的に愛されているダンスの一つで、タンゴをテーマに、また、演出として効果的に映画に使用されてきました。その中でも代表的な映画をご紹介します。

暗殺の森

1971年
監督・脚本:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ジャン・ルイ・トランティニャン、ステファニア・サンドレッリ、ドミニク・サンダ、ピエール・クレマンティ

第二次世界大戦前夜のイタリア、フランスを舞台に、1928年から43年までの、ローマとパリにおけるファシズムがおこってから崩壊するまでの物語。原作はアルベルト・モラヴィアの「孤独な青年」。 体制順応主義者のいびつな生き方を、ベルトルッチはなめらかな官能で包み込み、深い余韻を与える。雪の森での暗殺シーンなど映画史に残る美しさ。

ラストタンゴ・イン・パリ

1972年
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:マーロン・ブランド 、マリア・シュナイダー

イタリアでは公開後四日にして上映禁止処分を受け、各国でも芸術かワイセツかで大きなセンセーショナルを起こした「暗殺の森」のベルナルド・ベルトルッチの問題作。
アパートの一室で出会った中年男のポールと若い若い娘ジャンヌ。男は突然の衝動にかられ、女を凌辱する。そしてその行為は、女の心に深い印象を残す……。現実から離れた世界で、情欲に身をまかせる男女を描く。

ヴァレンチノ

1977年
監督:ケン・ラッセル
出演:ルドルフ・ヌレエフ、レスリー・キャロン、ミシェル・フィリップス、キャロル・ケイン

サイレント時代を駆け抜け、31歳の若さで亡くなったルドルフ・ヴァレンチノの生涯を「恋人たちの曲/悲愴」「マーラー」のケン・ラッセル監督が映画化。ヴァレンチノが死ぬ間際の狂燥的な幻想シークェンスが印象的。リングが出てきてボクシングをする彼がKOされ、カウントダウン。そのうち現実の病床の彼がダブって、10カウントと共に昇天してしまう。

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タンゴ-ガルデルの亡命

1985年
監督:フェルナンド・E・ソラナス
出演:マリー・ラフォレ 、フィリップ・レオタール

アルゼンチンから亡命してきた女優が、伝説的なタンゴ歌手ガルデルをテーマにした“ガルデルの亡命”という演劇を作ろうとする。だが、本国アルゼンチンから届くはずの脚本は、なかなか送られてこない。彼女たちは芝居の稽古を始めるが……。アルゼンチンからの亡命者たちの祖国への想い、親娘の世代断絶、葛藤などをタンゴを織りまぜて描く。

ネイキッド・タンゴ

1990年
監督・脚本:レナード・シュレーダー
出演:マチルダ・メイ、ヴィンセント・ドノフリオ、イーサイ・モラレス、フェルナンド・レイ

アメリカ1920年代のアルゼンチンを舞台に、人妻がタンゴ・バーのダンサー兼娼婦に堕ちていく人生を描く官能ドラマ。
老富豪の若妻としてブエノスアイレスへ向かう途中、船から身投げして娘になりすましたステファニーは、迎えに来た男の初対面の妻となる。その男が売春組織の関係者だったことから、タンゴ・バーのダンサー兼娼婦となり、やがてタンゴしか愛せないチョーロに惹かれていく。

タンゴ・レッスン

1997年
監督・出演:サリー・ポッター

タンゴの魅力にとりつかれた女性映画監督と著名なタンゴ・ダンサーの愛の物語。
オルランド」の監督サリー・ポッターが監督・脚本を手掛けて、自身の体験を映画化したもので、彼女は自分自身を演じて主演している。映画監督のサリーは、新作映画の脚本を書くためパリにやってきた。ある日、タンゴの調べに惹かれた彼女は、そのメロディが流れてきた劇場に足を踏み入れる。
情熱的なラブ・ストーリーであると同時に、タンゴへの熱い思い、そして映画作りについてをも描いた重層的な構造が魅力。

エビータ

1997年
監督:アラン・パーカー
出演:マドンナ

祖国への忠誠と限りない愛の力でアルゼンチンの歴史を変えた伝説の女性、エビータことエバ・ペロンの短くも激しい生涯を描いたミュージカル映画。マドンナが、エバ・ペロンを演じて話題になった。
タンゴ歌手や会社社長らの愛人として生活するエバ。彼女は社交界で陸軍大佐・ペロンと知り合い、やがてふたりは恋に落ちる。
アルゼンチンの田舎に生まれたエバは15歳の時、タンゴ歌手の愛人となって貧しかった家を抜け出した。ブエノスアイレスに住みついた彼女は次々とパトロンを変え、ラジオの仕事から女優、国民的スターへと成長する。エバはやがて、陸軍大佐ペロンと知り合った。彼女は民衆にラジオで呼びかけ、投獄されてしまった彼を助け出し、“アルゼンチンの聖母エビータ”への道を歩き出す……。

タンゴ(Tango)

1998年
監督・脚本:カルロス・サウラ
出演:ミゲル・アンヘル・ソラ、ミア・マエストロ、セシリア・ナロバ

映画監督とダンサーの恋を情熱的なタンゴの調べに乗せて描くドラマ。
ブエノスアイレス。映画監督のマリオ・スアレスはタンゴに関する映画を作るためリハーサルを開始した。巨大なセットでオーディションをしている時、若くて美しいダンサー、エレーナと出会う。彼女は映画製作の出資者のひとりである実力者アンヘロの愛人でもある。しかしダンスのレッスンを重ねるうちマリオとエレーナは次第に恋におちていく。映画製作は佳境を迎えるが、嫉妬したアンヘロは群舞に混じって、エレーナを狙う刺客を送り込んでいた……。